ラウンジで働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢!」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました!
今回は「ラウンジの恋愛事情」。ラウンジの恋愛事情って謎に包まれているけど実際どうなの?やっぱりお客さんとして割り切って接客しているものなのか。パパ活や愛人というイメージが強い西麻布ですが、ラウンジ嬢たちの実際の恋愛体験を暴露してもらいます。
寄稿者はラウンジ経験が長い深月まこさん。若手社長と婚約までした彼女の体験談は必見です。前編はお店で出会ってから同棲に至るまでのストーリーです。ラウンジで働いて幸せを掴み取った深月まこさんの生活はどういうものだったのでしょうか。リアルな恋愛事情を見てみましょう。
実録ラウンジ嬢!ラウンジで婚約までした彼女の恋愛とは?
「好きです」
これが彼に言われた最初の言葉でした。ラウンジの個室。私がついたお客さんの正面に座ったその男は、見るからにモテそうな綺麗目IT社長。
「男って簡単にそういうこと言えるからいいよな」
そんなことを思いながらいつも通り接客をしていました。
女の子2人、お客さん2人の4人しかいない個室で、私についていたお客さんは終始何かに怒っていて雰囲気が悪い。 もうすぐラストということもあり、会計を終えたら普通に帰るつもりだったけど、一緒についていた女の子がすごく酔っ払っていて何故かアフターに行くことに。
歩いている最中、私がついていたお客さんと酔っ払った女の子が終始イチャイチャしていて、ほぼシラフだった私は帰るタイミングをひたすら見計らっていました。
そのうち、私と彼は2人で飲むことになり、連絡先を交換し、来店予定を決めて早めに解散しました。夜中に軽いノリで告白してくる人は次に来店してくるケースが少ないので、あまり期待せずに過ごしていたら次の日にLINEが来ました。
「今日出てる?行きたい」
これには私も即座に返信をしました。
「出てるよ!」
そしてすぐさま来店。約束した日にちよりも早く会いに来てくれたのでビックリしました。
私は固定のお客さんを3組ほどしか持っておらず、みんな数年単位で関わっている長いお客さんだったこともあり、新規の指名のお客さんができたことに嬉しく思いました。その後もほぼ毎日のように来てくれて、土日には洋服やカバンをプレゼントしてもらい順調に過ごしていました。
そして同棲へ
きっと彼の家はタワーマンションの高層階だったのでしょう
ある日、彼の家に行くことになったのですが、そこで見たものに驚きました。お風呂場にはアイウエオ表、寝室にはメルちゃんや子供服がたくさんあったんです。
私は彼が別居し始めたばかりの寂しい既婚者だということを察しました。不倫はしたくないので、既婚者と関係は絶対に持てないと意思表示をすると、私と出会う1か月前に離婚したと明かされました。
そして、バツイチ子持ちを受け入れ付き合って欲しいと。紳士で見た目も良く、お金払いも良い独身。付き合わない理由もなかったので付き合うことにしました。
その後、時が経ち、彼はお店を辞めて欲しいと言い出しました。意味がわかりません。私たちが出会った場所であり、私の職業なのに辞めてどうするのか。
そして、私にはお金が必要な理由があって夜職をしていたのです。そう言って拒否すると、彼は今の月収分出すから秘書として働いて欲しいとオファーしてきました。
私は学生です。そんなに仕事量が多いと難しい。「秘書ってなんだ?」と思ったらすごく簡単な月に2-3時間で終わる業務。これはおいしい、と思い、即座にお店は辞め秘書として働くことにしました。
――そして、順調に進んだ私たちはとうとう同棲をすることになりました。(後編へ続く)
筆者:深月まこ
【後編】実録!ラウンジ嬢のホンネ・会員制ラウンジで出会ったお客さんに恋した話
編集後記
彼女が体験した恋愛。最初はただのお客さんとしての出会いでした。リピートが多く、飲み方も紳士な”良いお客さん”。まこさんはラウンジで働きながら打算的に見ていたのが伝わります。後編は付き合ってからのストーリー。ラウンジの恋愛を経験した彼女が見るお客さんとの恋愛まで暴露!後編も必見です。