今回のテーマは【キャバクラのバイトを始める前に知るべき「確定申告・経費・税金」について】です。
初めて見た女の子は「何これ?」って思うでしょうね。特に数字が苦手な女の子は面倒臭くなって、やる意味すら分からないと思う子もいるでしょう。
でも絶対やった方がいいので今回は誰でもわかるように女の子が記事にしてくれました!
今回の寄稿者は元キャバ嬢の「もも」さん。彼女が今回の「キャバクラのバイトを始める前に知るべき「確定申告・経費・税金」について」というテーマで今回記事を書いてくれましたので参考にしてみてください。
キャバクラのバイトを始める前に知るべき「確定申告・経費・税金」について
確定申告は前年の1/1〜12/31日の分を翌年の3/15日までに申告するものですが、今年は感染症の影響で4/15日までに申告すればいいように1ヶ月延長されました。
それなので今年は例年より少し時間に余裕があるので今からでも間に合います。
また、今からキャバ嬢デビューする人も今年の収入や経費をとっておかないといけないので是非読んで勉強してください。
1.確定申告とは
確定申告とは、前年1年間の所得に対してかかる税金を計算し、税務署に納める税額を計算して申告する手続きのことです。
税理士の先生にお願いして代理で確定申告してもらう方法もありますが、自分で確定申告することも可能です。
確定申告をどうしたらわからない人は、実は税務署に行けば親切にやり方を教えてもらえます。
ではなぜ税理士の先生にお願いするかと言うと、自分で準備や計算をするのが面倒くさいので外注するのと、税務署は確定申告の方法は教えてくれますが節税の方法までは教えてくれないので、年収が高い人は税理士にお願いした方がもしかしたら税金の金額が安くなるかもしれません。
またこれは通説ですが、本人が自分で確定申告するより税理士の先生に代理してもらって税理士のハンコが押されている申告書の方が、税務署に内容の信頼性が高いと判断されて、あまり後から突っ込まれないと言われています。
税理士の先生は悪いことをするとコンプライアンス違反と判断されて、最悪税理士の資格剥奪になる可能性があるので、基本は悪いことはしないという前提があるからです。
何はともあれ、個人の確定申告なら5万円くらいで税理士さんに確定申告してもらえるので、自分で書類を作るのが面倒な人は最初から依頼を検討する方が楽だと思います。
水商売が得意な税理士さんもいるので探してみてください。
2.経費とは
確定申告をする人は領収書をもらっているのを見たことがあると思いますが、何でだと思いますか?
経費としてつかった金額分は売上から引かれるため、その分納税しなくていいからです。
領収書は税務署に対して仕事で使った経費を証明する方法なので、みんな領収書をもらうのです。
また、領収書以外でもクレジットカードの明細や銀行口座から引き落とされているコピーでも証明できます。
万が一、領収書をもらい忘れたり、紛失してしまっても、クレジットカード会社から送られてくる明細の一覧表に何に使ったのか書けば大丈夫です。
領収書を集めて取っておいたり、日付ごとに並べたりするのが苦手な人は最初からクレジットカードでしか支払わないようにすれば、自宅に送られてくる明細1枚だけを無くさないようにすればいいので、できたらクレジットカードで支払うようにしましょう。
例えば、タクシーでもQUICPayで支払えば、明細表には日付の横に「○○交通」と書かれているので自分で後から見てもタクシー代だとわかると思います。
水商売で経費に入れられるものは、固定費は携帯電話代と自宅やポケットWi-Fi等のインターネット代と自宅の光熱費と、自宅家賃(20~50%くらいまで)が経費になります。
家賃の支払いは引き落としの方が多いと思いますが、銀行の引き落とされてる通帳や振り込みの場合は払い込み表でも経費として証明できます。
また仕事で使った交通費や文房具や備品や名刺もお昼の仕事と同じく経費になりますし、同伴やアフターで支払った費用も接待費になります。ゴルフや麻雀(一部)も経費にできます。
お客さんやキャストの女の子へのプレゼント代も贈答品費に計上できます。
ヘアメイク代や衣装代も水商売なら入れられるので、領収書をもらうのを忘れないようにしましょう。
よく行くヘアセットのお店だと1度貰えば毎回勝手に準備しておいてくれるようになりますよ。
女の子や黒服さんと喫茶店や飲食店で打ち合わせをした際も会議費にできます。
こう考えると経費って結構多いですよね。
ちなみに、年金や生命保険も経費のイメージはないかもしれませんが非課税になるので忘れずに取っておきましょう。
医療費も年間で10万円超えると所得税から控除されるので、念の為取っておきましょう。
3.確定申告をして払う税金とは
所得税の計算をする時に、課税対象になる所得の金額はお店から貰ったお給料全額ではありません。
まず、
収入ー経費=所得
になり、そこから
所得ー基礎控除(38万円)=課税される所得金額
で、さらに
課税される所得金額×税率=所得税の額
が決まります。
しかもお店から源泉徴収をされている場合、
所得税の額ー源泉徴収税額=納める税金or還付される税金
になるので、経費が多ければかなりの確率で所得税は返ってくると思います。
4.確定申告をするとできること
確定申告をちゃんとしていれば、今回のような緊急事態に水商売であっても持続化給付金や家賃支援給付金がもらえますし、各自治体で無利子でお金を借りることもできます。
まだまだこんなご時世なので、確定申告しておいた方が何かと助かるかもしれません。
どうしたらいいかわからなかったらお近くの税務署に行って職員の方に聞いてみてくださいね。
編集後記
キャバクラデビュー前に知っておくべき確定申告や税金などについてでした。
知っておくとかなり得をすることが多かったですね。私も最初はすごく難しく打て頭パニックになりそうでしたが、今は毎年の恒例行事のようになっています。
親の扶養から外れたばかりの子や稼ぎたいから扶養から外れるなどキッカケは様々ですが、後々の事を考えてキャバクラや会員制ラウンジ、高級クラブなどナイトワークの面接や体験入店前に絶対に確定申告や経費、税金については知っておきましょう!