実際どうなの?ナイトワークの社会保険事情を解説します。


 

水商売と社会保険制度



ナイトワークに従事されている方は、漠然と「将来に対する不安」を抱えている人が多い印象。

将来、国からの保証はしっかり受けれるの?奥さんや子供はしっかり扶養されるの?などなど、結婚や出産を機にナイトワーク業界を離れてしまう人が多いことも事実・・。

今回は、そんな疑問にお答えします。既に働かれている方も、今後水商売に携わりたいと考えている方にも必見の内容です!

 


◆もくじ◆

1. 社会保険制度って?

1-2お店側はできれば払いたくない

2. 個人事業主か従業員か


社会保険制度って?



社会保険とは主に健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険、これら総称のことです。
 

※それぞれの細かな解説はこちらで紹介。
 

この”社会保険”に加入しているのとしていないのとでは、国から得られる保証内容が大きく異なります。この社会保険制度、「正社員」でなければ加入できないというイメージがありますが、

 


・1週間当たりの決まった労働時間が20時間以上あること

・1か月あたりの決まった賃金が88,000円以上あること

・雇用期間の見込みが1年以上あること

・学生ではないこと

これら条件を満たしていれば「アルバイト」「正社員」といった雇用形態にかかわらず、加入することができるのです。(というよりも条件を満たしていれば、法律で加入することが義務付けられています)

しかし、実際にお店で働いてみたら「加入できていなかった」というケースがあります。一体なぜなのでしょうか。

 

お店側はできれば払いたくない


個人で入る「国民年金」や「国民健康保険」(法律で定められている誰もが支払わなければいけない税金)とは違い、社会保険に含まれる「健康保険」と「厚生年金」は会社やお店側が半額を負担してくれており、個人の負担額が軽減されるのです。
つまり、従業員を1人雇うたびに雇い主は「健康保険」と「厚生年金」の半額を支払わなければならなくなります。

これを嫌がり、給与を手渡しで支払うなどして、税金の支払いから逃げている店舗や会社は少なからず、存在するのです。特に個人で営業しているキャバクラやスナック、クラブなどでは大手グループに比較すると多く見受けられます。働き手は一見、手取りの額が増えることで得した気分になるかもしれませんが、先々を考えると社会保険にしっかり加入しておくことは非常に安心の材料になるでしょう。

ナイトワークで働くなら、社会保険が完備されているお店、会社選びがとても大切です。その点を考慮してお店選びを行っていきましょう。

1つ注意点があるとすれば、今これを読んでくれている貴方は「”プレイヤー志望”なのか、それとも”従業員志望”なのか」ということです。

 

個人事業主か従業員か


“ホスト”や“キャバ嬢”などは、一見店舗に雇われていると思われがちですが実は雇用体系は異なります。

彼らは、お店の“従業員”ではなく、お店に所属している“個人事業主”という立場なのです。その分、結果次第で給与の変動も大きく、大金を稼ぐことが可能なのです。

この“個人事業主”と“従業員”とでは、雇用の形態が異なり、同様に適用される法律も変わります。どんなに優良なお店でも、個人事業主に「社会保険」をつけてくれる企業はないので注意が必要です。


ラウンジドットコムでは、社会保険が完備されている優良店舗のみを紹介しています。ぜひ、ご活用くださいませ。