伝説のキャバ嬢!?キャバクラで出会ったヤバい女のお話。


 

キャバクラで出会った、売り上げが半端なく「ヤバイ女」の話。


表向きの求人情報やお店の案内だけではなく、ナイトワーク業界全体の雰囲気や役立つ知識を紹介する当コラム。

今回はキャバクラに長年通い詰めた、編集者Tが出会った「キャバクラで出会ったやばい女の話」をご紹介します!

煌びやかに輝く夜の蝶。編集者Tは一体どんなキャバ嬢に出会ったのでしょうか?


◆もくじ◆

1. 大衆キャバクラで大金を稼ぐ女の謎

 

2. A子の接客法


 

大衆キャバクラで大金を稼ぐ女の謎

 

そこは、上野の大手キャバクラチェーンの大衆店。ワンセット3000円からの激安キャバクラ店です。お客様1人で1時間指名をせずに入店して、女の子に飲み物をいくつかあげても1万円そこらのお店です。そこに何年もNo. 1を張っているA子さんがいました。超極太客一本釣りで、月の売り上げは300万円以上。誕生日月は、900万円近くも売り上げていました。

激安大衆店でどうやってそんなに売り上げるの??と不思議に思った私は少し通い詰めて、様子をみることに。毎回、その超極太客周辺だけ浮いていて、見たくなくても目に入ってきました。

A子さんは毎日オープンラストでその極太客につきっぱなしです。2人はいつも決まった時間に店前で待ち合わせをして同伴します。いわゆる店前同伴というものです。そして、いつも同じ席に座ります。A子さんは面倒なのか、ヘアメイクも、着替えも一切しません。ドレスやワンピースのお店なのですが、A子さんだけいつも私服です。しかもいつもジーンズ。メイクもほぼせず、特別おしゃれな格好もしていません。パーカーで出勤することもしばしば。

 

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入店してからは、初めの10分くらい2人で会話をします。その後、次々と他のキャストが集まってきます。A子さんと仲良しのキャストを場内指名して、超極太客とA子さんを含め、常時7人くらいを場内指名でキープしていました。もちろん各自好きなドリンクをオーダーさせていました。また、高価なボトルやシャンパンなどの抜きものも1日数本オーダーするのですが、アルコールの入っているお酒は基本的にすべて捨てていました。しかも、その超極太客もお酒を捨てていることを笑って見ていましたし、なんとも思っていないようでした。金のある男は凄い・・。同時にA子さんがどんな接客をしているのかが気になりました。どんな話術を持っているのか、はたまた色恋なのか・・。
 

A子の接客法

 

その席についていた別の女の子を後日指名して、会話内容を聞いてみましたが、内容は至って普通。好きな芸能人の話や週末に出かけた話など、特段「何か」があるようには思えませんでした。そして、アフターは一切なし。きっかり25時に現金でお支払い、お見送り、指名のA子さんをはじめ、場内指名のキャストも全員お店の送りの車で帰っていました。A子さんは一本釣りの超極太客のおかげで、常に月収100万円以上はあったと思います。 一見、売れっ子のキャバ嬢ですが、別の女の子から聞いて分かったことは、A子さんが相当なモンスターであったということでした。 A子さんは気にくわない女の子がいると、「私の超極太客に色仕掛けをしている」「極太客とこっそり店外で会っている」と、嘘を平気でつく人でした。

もちろんお店としてはどんなモンスターであれ、A子さんに在籍してもらわなければ売り上げが上がりません。なのでお店はA子さんのほぼ言いなりだったといいます。それにキャストの子達もどれだけA子さんに媚を売るか考えて、動いている子ばかりでした。そんなA子さんを追っかけて1年ほど経ったある時、A子さんは退店していました。A子さんが退店すると、その超極太客も来店することはなくなり、お店の売り上げがガタ落ちしたとのこと。結局、店自体のコンセプトも変わり、場所も移転してしまいました。

A子さんの退店理由はわかりませんが、彼女の力は偉大でした。A子さんに続き、続々と女の子も辞めてしまったとのこと。 彼女は上野の大衆店で、一時代を作ったとも言えます。そんな超極太客が上野にいること自体奇跡に近いと思いますが…。 。

 



編集後記

どんな子が売れるのか。水商売の世界にマニュアルはありません。

なぜ、お客さんはA子に貢いでいたのでしょう。それは、現場にいる人しかわかりません・・。ナイトワーク業界には、変わった世界が広がっています。この刺激的な世界にあなたも足を踏み入れてみては?