キャバクラや会員制ラウンジは危ない?違法?その疑問を杏ちゃんが解消!

こんにちは、杏です!

会員制ラウンジの面接や体験入店を予約するラウンジドットコムを運営しています。このサイトは今話題の「接待を伴う飲食店」や「ナイトクラブ」と濁されるキャバクラやクラブ、会員制ラウンジ、ガールズバーの謎を解説しちゃいます!


まぁ、謎なんてないんですけどね(笑)


世間一般的にあんまり知られてないという方が適切なのでしょう。なのでこの偏見がある水商売(ナイトワーク)を解説。

第1回目は【解説】キャバクラや会員制ラウンジは違法で危ない?」 についてです!

 


キャバクラや会員制ラウンジは危ない?違法?



 


1.ホリエモンが最近よく言う「水商売は違法」を杏が解説!



ホリエモンが最近よく言う「水商売は違法」を杏が解説!

ホリエモンさんも西麻布や他の地域で飲食店を経営されているので、「接待が伴う飲食店」と「飲食店」を一緒にして欲しくないとの考えから、飲食店は自粛や休業する必要性はない。

と言う発言をしています。

それは私もわからなくないんです。飲食店とキャバクラやクラブ、会員制ラウンジを一緒のカテゴリーで考える必要性はないと思います。



 
Youtubeでのホリエモンさんの発言抜粋

ホリエモンさん:西麻布にあるガールズバーとか言いながらキャバクラやってる店、あれ全部無許可で違法なんですよ。個室も作ったらアウト。なんで行政が動けば全部潰せるのに東京都はなぜ動かないのか?風営法は0時までなのに、それ以降も営業してる。完全アウトでしょ。グレーじゃなくてブラック
 

※記事の一番下にyoutubeでのホリエモン水商売は違法発言のURLはまとめて記載しておきます!

わかりやすく要点を別けると

 

・西麻布でガールズバーと言いながら違法キャバクラ(会員制ラウンジ)が営業している。違法な個室まである。

・行政が動けば水商売やラウンジやキャバクラは簡単に潰せる

・0時までの営業なのに時間外でやっている
 

この3つに別れます。

 

2.西麻布でガールズバーと言いながら違法キャバクラ(会員制ラウンジ)が営業している。違法な個室まである



堀江さんが「違法」と思ってるのは西麻布特有の文化である「会員制ラウンジ」のことを指してると思うのですが、実情を書くと


そんなガールズバーとか言って、隠くれてキャバクラ、ラウンジ営業してるお店は存在しない。そんなめんどくさいことしません(笑)


キャバクラではない業態「会員制ラウンジ」があるのが西麻布です。西麻布特有の文化になります。その会員制ラウンジは風俗営業法第2号の営業許可を取ってどこのお店もやっています。2020年5月現在、無許可営業をしているお店は西麻布にはないんですよね。

下記のリンクは港区が出している都市計画のPDFを見ることができます。濃いピンク色のところが商業地域になっています。六本木通り沿いの西麻布地域30mは濃いピンクになっており、風俗営業法下の商いも行うことができます。この範囲での水商売は認可されているので「違法」ではありません。


出典元:港区公式ホームページ


あと個室について。クラブにもキャバクラにも個室ある所はあるでしょ?個室が違法ってなんで思ったのですかね?これは笑うしかない発言でした。個室が違法ならもうキャバクラやラウンジ文化は駆逐されて存在しないことでしょう!

風営法豆知識として、4畳半があったとします。4畳半に洋室個室を作るのはダメで、和室個室だと営業許可が出ます。これは風営法の起源がお茶屋さんに起因しているからと言われています。

時代劇でよく出てくる、街と街の間にある団子屋、お茶屋のシーン。昔は団子屋やお茶屋が発展場だったのでしょうね(笑)

あとキャバクラやクラブ、会員制ラウンジでも洋室の個室も作ることはできます!和室よりも広い面積が必要と指定されている。気をつけることはこれくらいです。

 

3.行政が動けば水商売やラウンジやキャバクラは簡単に潰せる



結論は「違法なら潰せる」「違法でなければ潰せない」このど正論に収まります。簡単には潰せないんですよね。

ホリエモンさんが言ってることで「行政が動いたら潰せる」と言いますが、行政は、その中でも各地域の警察署にある「生活安全課」はしっかりと見回りをしてくれています。

だいたい1ヶ月に1回くらい私服警官が風営許可営業のキャバクラやラウンジをチェックしてくれてるので、ホント助かります

 

生活安全課の私服警察官がチェックしてくれるポイント

・従業員名簿(違法労働者がいないかのチェック)
・営業許可証の掲載(許可証と料金表がみやすい所にあるか)
・照明(暗すぎないか)
・時間厳守通達(ここホリエモンさんが突っ込んだ所)
・構造変更(申請した図面で営業していない馬鹿がいるから)
です。

この5点しか見に来ません。風営法の上で営業するにはこの約束を守る必要があります。警察と聞いて「怖い」と思う人いるかもしれませんが、健全に営業するには監査は必要だと私は思います。

なので行政が動かないではなく、しっかり動いてくれています。行政が動けばすぐ潰せるは、はっきり言うと間違っています。ちゃんと風営法の範囲で経営や営業をすれば「潰される」ことはありません。生活安全課の私服警察官と話したことがあるのですが「優良な店舗」と言えるお店が増えてほしいと言ってたのを覚えています。


偏見がある世界ですが、官民一体は水商売にも必要なことなのです。


余談ですが私、特殊能力があって「私服警官」わかるんですよね(笑)繁華街限定の特殊能力ですが結構簡単に見破ることができます!って知ったところでどうにもできないんですけどね(笑)

 

4.水商売は深夜0時までの営業なのに時間外でやっている



時間外営業これについてはダメですね。風営法違反になります。けれどもホリエモンさんの言っている「西麻布」や風営法下では深夜0時までしか営業できないかというと、これは間違ってるんですよね。できます!一般的な風営法では深夜0時までなんですが、特別な許可を取れる地域が存在します。それが営業延長許容地域です。では西麻布がある東京都港区の営業延長許容地域を見てみましょう!以下抜粋です。
 
「港区の営業延長許容地域」

風俗営業許可を取った店舗は通常午前0時以降の営業はできませんが、以下の地域は午前1時まで営業できる営業延長許容地域となっています。以下の商業地域

六本木1~7丁目、西麻布1~4丁目、麻布十番、赤坂1~7丁目、愛宕1~2、芝1~2丁目、4~5丁目、芝浦1丁目、芝公園1~2丁目、芝大門1~2丁目、新橋1~6丁目、虎ノ門1~4丁目、西新橋1~3丁目、浜松町1~2丁目、 東新橋1~2丁目、三田3丁目、元赤坂1丁目
出典元:行政書士リーガル法務事務所
 
私服警察官ハンターの杏からすると、ホリエモンさんの発言は間違っています。西麻布を取り上げて深夜0時以降は違法で行政が摘発できると断言しましたが、深夜1時までにお客様完全退出して閉店が正解です!私自身も西麻布でラウンジのキャストとして働いていました。私服警察とお店のスタッフのやりとりを横で聞いてたんですよね。


ー生活安全課ー  営業時間は深夜1時まで、お客さんはその時間までに完全退店させて閉店してくださいね。してると思いますが、徹底お願いします。

ースタッフー わかりました。


単純なやりとりですが、監査する方と遵守する方で素晴らしい関係だと思います。これで行政が動いてないと言う堀江さんは、ただ知らなかっただけだと思うので不思議なことはないです。

ただ水商売で一番やってはいけないのは「時間外営業」なのは確かです。私も公正に商売はやるべきと思っています。1時以降営業しているキャバクラやラウンジ、クラブは違法行為をしています。風営法の下で商いをする上で脱法行為は無くした方が良いと思います。なので西麻布や恵比寿、六本木、歌舞伎町、銀座などの東京都の歓楽街は営業時間はしっかり守るべき、なのでホリエモンさんが言ってることは正しい側面も持ちます。

結論、全てをブラックというのはおかしいことです。発言の8割は真実ではなかったけど、言いたいことはわかります。発生源になりえますからね!「飲食店」と「接待を伴う飲食店」は一緒にするべきではないし、各々、新しい生活様式に即した出口戦略と、営業方法を模索していくべきです。


 

https://www.youtube.com/user/takaponjp/videos

https://www.youtube.com/watch?v=b2_hD3m0A3s

 

5.キャバ嬢は「税金を払ってない」の勘違いからの偏見凄すぎ!



ホステスやキャバ嬢、風俗嬢は税金払ってないから、国難の時に公的資金を使わないで、などの発言をする人は多いと思います。有名なホリエモンさんやダウンタウンの松本さんも、あんな奴らに税金使う必要ないというくらいです。


大変失礼な思い込みと偏見だなと感じています。


ホワイト企業もブラック企業も、ウーバーの配達員やヨガ教室のインストラクター、水商売のホステス、他多数

全ての職業に平等に税金を払う義務はあります。どんな優良な企業に勤めようと、どんなクソなブラック企業に勤めようと、個人事業主として頑張ろうと、国の為に税金を収める義務があります。

テレビやYouTubeを見ていると、水商売や風俗の女性が税金を全く納めてないという偏見が散見しています。

日本人の思い込み、この日本という国の文化が「偏見」を生んでいると思っています。

職業で縛らずに個人として見るべきです。住民税の滞納やバックれで差し押さえされるリスクは国民全員にあります。会社員だからと言って、税金を納めてると言い切れないですよね?大企業の脱税報道や、中小企業の消費税ちょろまかし報道されますよね?

私もキャスト時代に確定申告の仕方がわからずに勉強したり、相談したりして納税していました。その時先輩のホステスさんが、税金について教えてくれて大変勉強になりました。そう彼女達は国にお金を納めること知っているんです。


個人としてみた時に、普通の人たちであり、職業で差別する理由が私は見つからない。


日本という国は「お金は汚い」「お金に執着するのは頭がおかしい」という文化を育んできてしまい、楽してお金を稼いでるように見える水商売で、稼いでる人たちを個人で見ようとはしないのです。集団意識が差別を呼び込んでいると感じています。

キャバ嬢が税金払ってないとか、風俗嬢が税金払ってない、〇〇商事の社員が税金払ってない、△△運輸の社員が税金払ってない

意味合いが全て一緒じゃないですか?

職業に貴賎なしは、「集団」で見るな「個人」で見ろという意味合いなのではないでしょうか?


会員制ラウンジのアルバイト適性診断
 

編集後記


いかがでしたか?
確かにメディアなどを見るとキャバクラや会員制ラウンジの事を理解してないと誤解を生んでしまうのも理解はできます。またまだまだ偏見も多い業界でもありますので、分からなくもないです。ですが今回「杏」さんが事細かく資料もまとめてくださり、今後このような誤解が生まれないことを願い今回記事を編集しました。皆さんもこの記事を読んで、少しでも興味がわいてくださったらと思います。

 

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