水商売で働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢！」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子の姿や働き方は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました！
今回のテーマは「キャバクラの仕事ってどんな流れ？業務内容と1日」です。
一昔前と比べるとかなりポピュラーな仕事となりました。求人サイトとかで見るとほかの仕事と比べ、時給ははるかに高い仕事です。ですが実際彼女たちがどのような一日を過ごしており、どのような仕事なのかを理解されている方は意外と少ないのではないでしょうか？
今回は寄稿者「あゆみ」さんが自身の経験をもとにキャバクラで働く女の子の一日と業務内容を紹介してくれました！
キャバクラで働く女の子の一日と業務内容
キャバクラの仕事って求人にはお客様の隣に座ってお酒を作って楽しくお話しするだけの簡単なお仕事です。未経験でも誰でもできます。なんて書いてあるけど実際本当にそれだけ？それだけで時給何千円も貰えるの？なんて疑問に思いませんか？そんなキャバクラ嬢の1日の仕事の内容を紹介したいと思います。
◆キャバ嬢の1日の流れと業務内容◆
1.キャバ嬢として必要なこと
出勤してから絶対にやる事はヘアメイクやドレスで着飾り準備をし仕事スタート。これは簡単、誰でもできますね！その後お客さんが来店したら席について接客します。求人のように一言お話するだけですと言ってしまえば簡単に聞こえますが実はこのお話が難しいのです。疑似恋愛をしにくる人、褒められたくてくる人、盛り上がって飲みたい人、接待、本気で口説きにくる人、おひとり様、団担様…十人十色といっても過言ではなく色んな人が来ます。
その求められた事を察してその人に合った接客、トークをしないと指名には繋がりません。接客の時はたてる人を見極めなければいけませんし、飲み宅ではノリよくお酒を飲んだり、本気で口説いてくるお客さんには断りつつ期待を持たせつつの微妙なラインでの会話をしなければならなかったりと頭の回転の良さ、トーク術が求められてきます。
2.キャバ嬢にとって大切なこと
キャバ嬢で一番大切なのは売り上げ。指名をもらう事です。それが仕事です。指名がないと時給はどんどん下がるし、お店からの扱いも悪くなり早上がりになったり出勤調整で休みにされ稼げなくなります。その為には求人に書かれていない『お客さんと連絡を取り合う』という項目が追加されます。
そのために出勤する前朝昼から起きてお客さんと連絡を取り今日来てもらうように同伴を組みます。夜出勤だからといって夕方過ぎのギリギリまで寝ていては同伴組む時間もないので最低でもお昼には起きていることが多いです。サラリーマンなどお昼に働いてる方はお昼休みあたりに今日週末だし飲み行こうかな？と考えることが多いそうでその時間に連絡を入れること同伴に繋がる可能性があがります。もちろんここでできる限りの人数に連絡をします。連絡しても全員が指名で来てくれるわけでもなく無駄に終わることが多いのですが…そこは数打ってあてるしかないので頑張りましょう。よく来てくれる人にはもちろん、新規で交換した人には最低でも1ヶ月は連絡します。見極めは大事ですが（休みに会おうばっかりだったり、やたら電話ばっかしてきたりなどは切っちゃって大丈夫！）
なぜ1ヶ月なのか？それは給料日があるからです！普段は来れなくてもずっと連絡とってたら給料日にちょっと来てくれるなんてパターンがあったり、飲みに出てる時に寄ってくれたり。何日に行くね！とかご飯行きたいから同伴しよう！ってお客さんもたくさんいますが、近くにいたからとかたまたま連絡取ってたからとふらっと立ち寄ってくれるお客さんも結構多いんです。そのために毎日おはよう、お昼休み、仕事終わるくらいの時間‥お客さんの生活パターンに合わせて営業メールをし常にお客さんの生活に入り込む事が大事になってきます。
3.キャバ嬢の業務内容
営業メールをしつつ準備して同伴のある日は同伴へ！遅刻は絶対駄目なので10分前くらいには着いておきたいところです。ご飯を食べたりして同伴出勤。ここで初めて出勤時間スタートです！フリーのお客さんに着いたり指名テーブルについたりしながらお酒を飲んだり話したり歌ったり。お酒好きな人は仕事中お酒飲めるのがメリット♩私はお酒が大好きなのでガッツリ飲んでいつも酔っ払いでした。笑今思うとお客さんより自分が一番楽しんでいた気もしますが「いつも楽しそうでいいね！」と言ってもらえよくお酒貰えてました！営業時間はお酒が入ってるのもありいつも割とあっという間に終わってた印象もあります。お酒飲みながらなので難しい時もありますが営業中も『今いる？』などと連絡がきて来店に繋がるのでこまめに携帯はチェック必須です！ショットなどで潰れてしまった日はもう記憶もないので来てもらっても接客も出来ませんし次の日謝ります…笑
営業時間が終わったら今日来てくれた指名のは人にはもちろんフリーで来店して連絡先交換した人全員にお礼の連絡をします。アフターに行くこともあると思います。アフターは断ってもいいですが断り方によってはお客さんが怒ったりするので要注意です。アフターも確実に安全なお客さんでお店の近場のみに絞ることをお勧めします。後はボーイさんに○○さんとアフターでここにいます。など連絡を入れといてください。そうでないと何かあったときに対応してもらえなくなります。お店ではいいお客さんだからといっても豹変するなんて話も聞きますから‥これで一日が終わります。（潰れて既に終わってる日も多々ありました。笑）
どうですか？
キャバクラ嬢の1日。イメージよりも大変というか多忙ではなかったでしょうか？休みの日も連絡取ったりでほぼ休み無い状態とも言えます。連絡で始まり連絡で終わる1日といっても過言ではありません。お店によってはSNSの更新、お店のブログなんかもやらなければいけないところもあるそうです。
ですが！キャバクラは頑張れば頑張るほど給料に反映される世界です。目に見えるお金で自分に返ってきます。今は辞めて居ますが生まれ変わってもキャバ嬢やりたいなって思います。やるならガッツリキャバ嬢ライフ送ってガッツリ稼いでみるのもありですね。
編集後記
いかがでしたか？
想像していたよりは、難しく感じられたのではないでしょうか？ただ夢もある仕事であることには違いはありません。事実、某有名キャバ嬢は２日間のバースデーイベントで二億円以上売り上げたと公言されています。それは「あゆみ」さんが説明してくれていることの積み重ねの結果ではないでしょうか？皆さんも一度チャレンジして夢を現実にしてみませんか？
