水商売で働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢!」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子の姿や働き方は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました!
今回のテーマは「1度面接や体験入店で落ちたクラブのホステスに、再チャレンジして『働けた』理由とは?」です。多くの方が経験のある
「不採用」
誰だってショックですし、もう面接なんか受けたくないと思われるかもしれません。特にナイトワークですと、もう一度面接をして合格するなんてありえないと考える女の子も多いのではないのでしょうか?
今回の寄稿者「あゆみ」さんが、自身の実体験をもとに「1度面接や体験入店で落ちたクラブのホステスに、再チャレンジして『働けた』理由」を解説してくれたので紹介します!
1度面接や体験入店で落ちたクラブのホステスに、再チャレンジして「働けた」理由
まず初めに私は18歳になった年、水商売で働くことを決めていました。とりあえず1番よく耳にする“キャバクラ”に面接を受け、働き始めていました。当時は、キャバクラ、クラブ、ガールズバーの違いなんて特に理解していませんでした。なんとなくキャバクラを選んだだけでした。
1.一度目の面接
20歳になり、ある程度キャバクラでの働き方やコツがわかってきた私は「水商売をやるからには銀座で働いてみたい」という思いが募るようになり、銀座にあるクラブの面接を受けてみようと決心!
過去にキャバクラの面接を複数店舗受けた際には、全てのお店でその日のうちに体験入店を行い、そのまま「採用」をいただいていたので「水商売の面接では落ちるわけがない」と高を括っていました(笑)面接では、システム等、キャバクラの時と変わらずお店の説明を中心に行われ、最後に「合否の連絡は電話でさせていただきます。採用の場合のみ1時間後に電話します」といわれ、終了しました。
水商売の場合、その場で合否を伝えられることが多いのですが、その時もまだ“不採用”だと気づかず、本当に1時間カフェでお茶をしていました。笑もちろん1時間後に電話はこず…落ちました。
2.面接後、町にて
銀座の街をフラフラ歩いていると、出勤前のキャバ嬢やクラブのホステスさんと沢山すれ違いました。その瞬間気づいたのです。私の容姿が茶髪に上下つけまつげ、瞼にはラメ入りのグラデーション、フチありのカラコンにピンクか赤のリップ。という派手めな感じなのに対し、銀座のお姉さん達は、暗めな髪の毛に薄めのメイク。髪はまとまり、和服姿も多い。
「私、思いっきり浮いている…!!」
考えてみれば、お店にいたボーイさんも凄い落ち着いた感じだったような。しかも、若いボーイさんではく親世代くらいの紳士そうなおじさん。「きっとお客さんも落ち着いた女の子を求めて来る人が多いのかな?」そんな事を考えながら、その日はトボトボ帰り、またキャバクラ勤務に戻りました。
しばらくそのまま過ごしていたのですが、「働きたいというよりも、面接に受かりたい!」という悔しさに似たような感情が沸き、クラブの面接を再度チャレンジすることに。今度は黒髪にナチュラルなカラコン、まつげも「上下自まつ毛」で臨みました。(面接の日だけですけど笑)
3.再び面接へ!
かなりのイメチェンを行い、最初の面接から1年以上も経過していたので、「もう大丈夫だろう」と同じ銀座のクラブ面接を受けました。同じくシステム等の説明を受け、この日も「1時間後に電話します」と言われ、「また落ちた・・・」前回のこともあったので今回は早々に銀座にさようならしたんです。そしたら1時間と経たない位で電話が…!出ると「先程のお店から、採用になりました」と。電車で声をあげるくらいに驚きました!(笑)
タイトルに戻りますが落ちたお店に再度受かった理由は、私の場合「髪色とメイク」だったのかな。他にも色々な面接に落ちるケースはあると思います。一度目の面接から、1年程しか経っていないので、「話し方や雰囲気が変わった」という事も考えずらいです。女の子のキャラや、容姿の雰囲気がお店に合ってるか否かが水商売の面接ではとても大切なんだなと感じました。簡単に言うとカラーに合わせるってことでしょう。
私はどうしてもクラブに受かりたかったのでカラーを合わせましたが、今の自分にあってるお店を探した方が自然体で楽しめるかな?と今は思います。諦めずにクラブやキャバクラの面接受けてみましょう!
編集後記
いかがでしたか?
悔しさをバネに努力をされた「あゆみ」さんの記事を読んで、とても感銘を受けました。皆さんも一度落ちたからといって、諦めずチャレンジするのも大切なのではないのでしょうか?
それは面接のみならず、他のことにも結びつくはずです。自分もとても勉強になりました。