相手に与える第一印象を爆上げさせる方法

水商売で働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢!」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子の姿や働き方は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました!
 

今回は「相手に与える第一印象を爆上げさせる方法」をお送りします。

2017年に「人は見た目が100%」という漫画がドラマ化されました。桐谷美玲と水川あさみ、ブルゾンちえみの3人が出演のドラマで、美女2人に当時大人気のコメディアン1人を含めた豪華なキャスティングでしたね。本やドラマに採用されるくらい、人は見た目がとにかく重要なのです。では、見た目以外で、第一印象を爆上げする方法は、ないのでしょうか?

 



見た目が重要と言われても?見た目じゃない第一印象を爆上げする方法



2009年に出版された「人は見た目が9割」という本をご存知ですか? なかなかショッキングなタイトルですよね・・。

これに加えて、2017年には「人は見た目が100%」という漫画がドラマ化されました。桐谷美玲と水川あさみ、ブルゾンちえみの3人が出演のドラマで、美女2人に当時大人気のコメディアン1人を含めた豪華なキャスティングでしたね。本やドラマに採用されるくらい、人は見た目がとにかく重要なのです。では、見た目以外で、第一印象を爆上げする方法は、ないのでしょうか?結論からいいます。「その場、その相手に合わせて、どれだけ自分を柔軟にマッチさせられるか」これができれば、相手に与える第一印象を爆上げさせることができます。

 

 

 

1.女性初の大統領は、なぜ誕生した?

 

英国元首相マーガレットサッチャーをご存じですか?

食料品店を営む親のもとに生まれた彼女は、身分と学歴で人を差別する英国階級社会のなかで、中産階級出身で首相まで上り詰めたのです。しかも女性で。彼女がそこまでの地位に登り詰めることができたのは、第一印象を爆上げする努力をしていたからに他ありません。

例えば声です。

彼女の普段の声は女性らしく、高らかな声です。しかし演説やマスコミの前では低いトーンで、ドスを効かせて話していました。彼女は声のトーンを下げて喋る練習を夜な夜な行っていたそうです。低い声のトーンは、「相手を説得することや聴衆を集めるのに効果的である」と心理学の世界では常識です。彼女はどうやったら自分を英国の上流社会に、他の男性議員に、そして国民にマッチさせるか=国民の支持を得られるかを考え行動していたのです。

 

2.話で大切なのは「内容」ではない



“人は見た目が9割”のなかで、著者はこう言っています。

「人間が伝達する情報の中で話す言葉の内容そのものが占める比率は、7%に過ぎない」

私たちは言葉で、7%の情報しか、受け取っていないのです。

・男が美人に、女がイケメンの男に一目惚れをする。

・相手の性格やその他要素は一切関係ない恋が存在する。

・恋のただ中にいる人間にとっては、白も黒になり、判断が狂うことも珍しくない。

端的にいって「外見の威力」はそれほどまでに強力なのです。

 


▶たとえば声
通販会社「ジャパネットたかた」の社長の声を解析すると、人を惹きつける要素が多く含まれています。商品知識や流暢な弁舌なら高田社長より優れている人は多いです。高田社長はちょっと訛りが残っているし、いわゆる「いい声」でもなくないですか?しかし、彼の声は伝達する内容、商品が売りたい相手にマッチしている。だから効果的なのです。

▶たとえはまばたき
アメリカ大統領選挙の公開討論では、「まばたきが多いほうが、討論後の勝敗の印象を尋ねる世論調査では負ける」という法則があります。2004年のアメリカ大統領選挙を例に見てみます。ブッシュ大統領とケリー候補の公開討論会。第1回目では、ブッシュはやたらとまばたきが多かったことで、議論の中身もさることながら、このせいで彼はケリーに水をあけられた。といわれています。その後、参謀が入れ知恵したのでしょう。2回目以降はまばたきの回数が減り、その後の世論調査では初回ほどの差が付かなかったそうです。まばたきが全てとはいいませんが、大きく影響していることは、間違いないでしょう。

▶たとえば場の支配力
深夜の討論番組。言葉の中身だけが重要ならば、討論番組なのだから、本来より客観性の高い主張を、より論理的に語る人物が、その場を制するはずです。ところが、そうはなりません。言語(論理)より、それ以外の要素の方が人に与える影響が大きいのです。


討論番組で、一番駄目なのが、坊ちゃん顔の若手代議士だと思います。高学歴で、知識は豊富。主張は常識的で話す内容もすごくわかりやすいです。本来なら、それほど劣勢になる理由は少ないのですが、討論開始後一時間も経つと、段々影が薄くなっていきます。彼らは、選挙のために「市民に愛される顔」を作っているから、迫力がないのです。場の支配力に欠け、周りの人たちの陰に隠れてしまうのです。討論番組の代表格、『朝まで生テレビ!』で興味深い人物は、姜尚中教授です。

この人は場の支配力があります。該博な知識を背景にしていますが、主張は基本的に常識的なことしか言っていません。ところが、場を支配できています。一体何故か?彼は、猛禽のような鋭い眼で、討論相手を見据えます。さらに低くドスの効いた声でゆっくりしゃべります。貫禄が伝わり、迫力に深みが増すのです。

 

 

3.3つの例からわかること


この3つ例からわかることは

【同じ指示や伝達内容でも、Aさんが言えば従うが、Bさんが言っても従いたくない。内容より「誰が言ったか」の方が重要。】ということです。

はじめに結論を書いた通り、見た目以外で、第一印象を爆上げするには【その場、その相手に合わせて、どれだけ自分を柔軟にマッチさせられるか】です。逆に言えば、その相手にどう見られたいかの「セルフプロデュース力」があれば、第一印象は操作できるといえるでしょう。キャピキャピした印象に見られたければ声のトーン高くし、可愛らしいジェスチャーを研究してみたり、誰かを説得したければ声を低く、ゆっくり落ち着いた表情で話をする練習をする。

これは水商売にも使えます。お客様の好きなタイプを見極めて、【お客様のタイプの私】でいる努力、変化をするのです。

♪ let it go〜let it go〜♪
(「ありの〜ままの〜姿見せるのよ〜ありの〜ままの〜自分になるの〜」)で許されるのは、映画の世界だけです。残念なことに現実世界では、ありのままでは誰かに好かれることは圧倒的に少ないでしょう。ありのままでは第一印象を爆上げすることはできないのです。どんな場面、どんな人にでもマッチできる柔軟性を培い、第一印象を爆上げする練習をコソコソし、「別に第一印象をよく見せる練習とかしてませんけど?」と振舞うことが大切なのです。

 



編集後記


「目は口程に物を言う」、ともいわれるように見た目や雰囲気だけではなく、表情の使い方一つでも相手に与える印象は変わっていきます。

「何を言うかよりも誰が言うか」インターネットが発達し、誰もが情報や知識に簡単にアクセスできるようになったことから、よりこの傾向が強まったのではないでしょうか?

現代で、求められる能力は場の雰囲気を支配する「はったり力」もそうですが、寄稿者の「えみみ」さんが言ったような「セルフブランディング力」であると私は思います。

仕事や人付き合い、すべてにおいてこの「セルフブランディング力」が必要になってくると思います。

それでも私は、
♪ let it go〜let it go〜♪(「ありの〜ままの〜姿見せるのよ〜ありの〜ままの〜自分になるの〜」)
で生きていきたいと思います(笑)

 

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