水商売で働くうえで避けられないのが「確定申告」。
しなくてもバレないとか、しないとヤバイとか、いろんな情報があって結局どうしたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、水商売経験のある私の実体験をもとに、水商売の確定申告はどうすべきかご紹介したいと思います。
水商売の皆さん、確定申告してますか?
1.水商売でも確定申告はすべき!税務署から通知が来た話
結論から言ってしまいますが、「確定申告はしなくてもバレない」は嘘です。
私は過去、クラブで働いていながら面倒だからと確定申告をスルーしたことがありました。
するとある日突然、税務署から「所得状況などについてのお尋ね」といった書類が届きました。
内容を簡単に言えば「あなた確定申告ちゃんとしましたか?してないならすぐやってね」といった軽いジャブのようなものなのですが…。
確定申告しなくても別に大丈夫と思っていた私は驚愕しました。
ああ、こういうのってバレるんじゃん…と。
すぐに最寄りの税務署に行って手続きをしたので「うっかりミス」で済まされましたが、当時私はクラブ勤務1年目。
もし何年も務めていて今バレたらどれだけの額の追徴課税が来たんだろうと考えてぞっとしましたね。
2.水商売で確定申告をすべき理由
水商売の場合、働く女の子は個人事業主扱いであることがほとんど。
そして皆さん、毎月のお給料から税金が引かれているのではないかと思います。
この場合、「税金引かれてるし自分は何もしなくていいよね」というのは間違い。
お店が女の子に代わって納めているのは所得税だけなので、個人事業主の場合住民税に関しては自分で支払わなければならないのです。
それに、お店が所得税を引きすぎていることもあるので、確定申告をすれば払い過ぎた所得税は返っています。
確定申告が不要なのは、以下の条件に当てはまる場合のみです。
・お店と雇用契約を結んで従業員として働いている
・個人事業主として本業で水商売をしている+収入が年間48万円以下
・個人事業主として副業で水商売をしている+収入が年間20万円以下
そもそも女の子と雇用契約を結ぶお店は少ないですし、本業にしろ副業にしろ、収入が上記の規定以下という方は水商売ならほとんどいないと思います。
というわけで、水商売で働く女性も基本は確定申告をしないとダメ、ということになります。
3.水商売で確定申告をしなかったらどうなる?
仮に確定申告をせず、私のように税務署から通知が来なかったとしたら「私は大丈夫」と思うかもしれませんがそれは安易です。
税務署は常に脱税についての調査をしていますから、今年来なかったからと言って今後来ないとは限りません。
税務署が行う税務調査については、過去7年分までさかのぼることができます。
確定申告をしなかった結果、過去7年分の税金を支払わなければならないことになります。
さらに無申告や延滞といった部分に罰金的な意味で追徴課税が欠けられるため、本当にシャレにならないことになる可能性があります…。
2022年にギャラ飲みで4000万円の所得を申告しなかった女性が、加算税を含む1100万円の追徴課税にあったというニュースが界隈を騒がせましたね。
税務署を甘く見てはいけません。
店舗の存在しないギャラ飲みですら調査をされているのだから、店舗のある水商売関連が脱税していてバレないなんてことはあり得ないと、私は思っています。
4.確定申告インタビューまとめ
水商売であっても確定申告は必須です。
バレないからといって無申告でいれば、数年後大変な目に遭うリスクがあります。
確定申告は面倒、難しいといったイメージがあるかもしれませんが、わからなければ税務署に行って手伝ってもらえばいいんです!
税務署の職員さんは、ちゃんと納税する市民には優しいですよ!
水商売で働く女の子たち、「バレない」なんて保証はどこにもないのでちゃんと確定申告はしましょうね。
編集後記
いかがでしたでしょうか。
確定申告について女の子にインタビューしましたが、手紙が届くのは肝が冷える経験だったでしょう。
記事内でもありますが、ギャラ飲みの女の子が1000万円以上追徴課税を命じられたニュースが有りました。
実はラウンジやキャバクラでも確定申告漏れを指摘されるケースは増えてきています。
バレないと思わずきちんと確定申告しましょうね。
日頃から領収証を取っておく癖をつけることをおすすめします!
ラウンジドットコムはナイトワークの求人を取り扱うサイトです。実際に働いている方へのインタビュー記事も多数掲載中!ナイトワークが気になる方は下部のバナーから情報を要チェックです!