ラウンジで働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢!」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました!
今回は「ラウンジやキャバクラで出会ったヤバイ女の話」。女の子目線のクチコミは参考になりますよね。ナイトワークに勤める女の子の「よるログ」をどんどん増やしていきます。イイ話もワルイ話も両方知ってラウンジの面接や体入を予約したい女の子にラウンジドットコムは必見です!
寄稿者はキャバクラで働いていた、モモさん。キャバクラでイメージするヤバい女ド真ん中の女の子について話してくれました。ドラマの話かと思いきや実際にあるお話。今回はゴシップ気分で読んでみましょう!
実録ラウンジ嬢!キャバクラで出会ったヤバい女の話!
上野のキャバクラで出会った、売り上げが半端なく「ヤバイ女」の話。
そこは、上野の大手キャバクラチェーンの大衆店。ワンセット3000円からの激安キャバクラ店です。お客様1人で1時間指名をせずに入店して、女の子に飲み物をいくつかあげても1万円そこらのお店です。
そこに何年もNo. 1を張っているA子さんがいました。超極太客一本釣りで、月の売り上げは300万円以上。誕生日月は、900万円近く売り上げていました。
激安大衆店でどうやってそんなに売り上げるの??と不思議に思った私は様子をみることに。というか、その超極太客周辺だけ浮いていて、見たくなくても目に入ってきました。
A子さんは毎日オープンラストでその極太客につきっぱなしです。2人はいつも決まった時間に店前で待ち合わせをして同伴します。いわゆる店前同伴というものです。そして、いつも同じ席に座ります。A子さんは面倒なのか、ヘアメイクも、着替えも一切しません。ドレスやワンピースのお店なのですが、A子さんだけいつも私服です。しかもいつもジーンズ。メイクもほぼせず、特別おしゃれな格好もしていません。パーカーで出勤することもしばしば。
入店してからは、初めの10分くらい2人で会話をします。その後、次々と他のキャストが集まってきます。A子さんと仲良しのキャストを場内指名して、超極太客とA子さんを含め、常時7人くらいを場内指名でキープしていました。もちろん各自好きなドリンクをオーダーさせていました。また、高価なボトルやシャンパンなどの抜きものも1日数本オーダーするのですが、アルコールの入っているお酒は基本的にすべて捨てていました。しかも、その超極太客もお酒を捨てていることを笑って見ていましたし、なんとも思っていないようでした。
私も何度かその席について、お酒を頂いたことがあるのですが、その席での会話は至って普通。好きな芸能人の話や週末に出かけた話など、確かに楽しい席ではありましたが、特段「何か」があるようには思えませんでした。そして、アフターは一切なし。きっかり25時に現金でお支払い、お見送り、指名のA子さんをはじめ、場内指名のキャストも全員お店の送りの車で帰っていました。
A子さんは一本釣りの超極太客のおかげで、常に月収100万円以上はあったと思います。 しかし、そのお店に長く在籍してわかったことは、A子さんが相当なモンスターであったことでした。 A子さんは気にくわない女の子がいると、「私の超極太客に色仕掛けをしている」「極太客とこっそり店外で会っている」と、嘘を平気で言う人でした。
もちろんお店としてはどんなモンスターであれ、A子さんに在籍してもらわなければ売り上げが上がりません。なのでお店はA子さんのほぼ言いなりでした。それにキャストの子達もどれだけA子さんに媚を売るか考えて、動いている子ばかりでした。
私はそのお店に2年ほど在籍していましたが、1年ほどしてA子さんは退店しました。A子さんが退店してその超極太客も来店することはなくなり、お店の売り上げがガタ落ちし、店自体のコンセプトも変わり、場所も移転しました。
A子さんの退店理由はわかりませんが、彼女の力は偉大でした。A子さんに続き、続々と女の子も辞めて行きました。 彼女は上野の大衆店で、一時代を作ったとも言えます。そんな超極太客が上野にいること自体奇跡に近いと思いますが…。 。
筆者:モモ
編集後記
一人の女の子に依存しているお店の物語ですね。売上を個人に依存しているので誰も逆らえない構図が出来上がっています。働きにくさを感じて退店した女の子も多数いることでしょう…。
しかし、上野という街でそれだけの売上を立てれる女性は後にも先にもほとんどいないと言えます。モモさんが言うように上野の一時代を築いたことは間違いないと思います。みなさんがお店選びをする際には在籍しているキャストの話も参考にしてみると良いかもしれません。!