語学力はナイトワーク業界でも武器になる!?~会員制ラウンジやキャバクラで一歩上のボーイを目指そう~

英語とキャバクラ、ボーイと英語の関係とは



国際大会や、観光目当てで訪日する外国籍の方が増えています。また仕事などで、そのまま在日する人も増えており外国語、特に英語に触れる機会は、2000年代初頭と比べるとかなり増えたでしょう。事実観光庁調べで「訪日外国人旅行者数」は2003年から調べ始めて現在までに6倍近く増えています。その影響は会員制ラウンジやキャバクラなどにまで影響を及ぼしています。ボーイやバーテンダーを含めた店舗スタッフは、どのくらい喋れればよいのでしょうか。

 

◆もくじ◆

  1. 水商売に英語が関係あるの?
英語が優遇される地域は?
  1. どの程度のレベルが必要?
  2.  

1.水商売に英語が関係あるの?



在籍しているキャストの場合、日給2-3万円ほどのラウンジやクラブ、キャバクラで言う時給5000円〜6000円くらいの高級店では、英語が喋れる子と喋れない子を比べると、日給で言うプラス1万円ほど、時給で言うとプラス1000円ほど、高いお給料を払っている場合があります。

また、レギュラー出勤でなくて、ヘルプ出勤でもノルマなしの好待遇で迎えてくれるお店が多いです。最近では、高学歴でないと入店できないキャバクラや、英語が喋れないと入店困難なクラブ、ラウンジがあると聞いたこともあります。それに英語が話せるということで、多少の顔面偏差値をカバーすることもできます。つまるところ、今の時代、英語が話せると言うのは水商売において、かなり有力な武器になるということです。コミュニケーションツールとしての英語は必須です。これは、女の子だけの話ではなく、店舗で勤務しているボーイスタッフにも言えることです。日本独特の文化であるこの業界のお仕事に興味を持たれている外国のお客様は意外と多く、地域によってはキャバクラやラウンジ目当てで観光に来る方もいるのだとか。英語を話すことで、外国のお客様と意思疎通ができ、満足いく接客ができれば、他の外国人のお客様を紹介していただけたり、その日の売り上げの大きく貢献することができます。英語が話せることはボーイとしての待遇面を底上げするチャンスといえます。
 

2.英語が優遇される地域は?



特に、外国人の多い、六本木西麻布の会員制ラウンジや、キャバクラ、銀座のクラブでは英語が話せると優遇してくれるお店が多いです。そして、最近、外国人の来店が多いお店には、英語の他に中国語を母国語に持つ方々の来店が増えてきているので、中国語も挨拶程度話せるとお客様は喜びます。来日している中国人や、駐在している中国人は英語を話せる人が多いので英語で会話するといいと思います。
 

3.どの程度のレベルが必要?



ではどのくらいの英語が喋れれば有利なのかと言うと、「スバリ!中学卒業程度の単語を話せれば十分」だと思います。決して、ビジネスレベルのヒアリング、スピーキング能力はいりません。「え、中学生レベルでいいの?」と驚いた方もいるかもしれませんが、中学卒業レベルの単語で十分なコミュニケーションを取ることができます。とくにラウンジやキャバクラ、クラブでの会話は中学卒業程度の日常会話ができれば十分です。

「中学卒業程度の単語っていっても…今更思い出せないし、なんだか荷が重いなあと」いう方のために、店内でよく使われる単語の一例をズラっと書いてみました!日本語では外来語が多く使われており、皆さんが意識せずに英単語を発していることが多々あります。例えば、

・テーブル=table
・チケット=ticket
・バッグ=bag
・スカート=skirt
・エレベーター=elevator


・インパクトを受ける=impact 衝撃を受ける
・インターンシップ=internship 職業体験
・パーティオーガナイザー=party organizer パーティのまとめ役
・ガイドライン=guideline 指針
・グローバル= global 地球規模
・コミットする=commit 確約する、責任を持って深く関与する

この程度の英語でも相手には伝わりますし、ボーイという職業を全うするには十分とも言えます。さらに一歩レベルを上げてお客様との会話を楽しむというのであれば、もう少し勉強が必要です。ただ、需要なのは、英語を学ぶということは「そこまでハードルは高くない」ということです。皆さんも、英語を身に付け一歩レベルの高いボーイスタッフを目指してみてはいかがでしょうか?