水商売で働く女の子たちが文章を制作する「実録・ラウンジ嬢！」企画。サイトを見ても条件やお店の雰囲気ばかりで、実際に働いている女の子の姿や働き方は想像つきませんよね。そこでラウンジドットコムはナイトワークに生きる女の子たちの生態に迫ってみました！
今回のテーマは「会員制ラウンジで女子が歌うと盛り上がる？カラオケ定番ソングを徹底検証！」です。個室接客で必要事項の一つ【カラオケ対応】。ですが歌を歌うことが苦手な女の子やどんな歌を歌えばお客様から指名が取れるのかわからないってありますよね？そんな悩みを今回の寄稿者「みよん」さんに紹介してもらいました！
カラオケ定番ソングを徹底検証
.jpeg)
1.AKBや乃木坂・ももクロなどのアイドル系
キャバクラや会員制ラウンジの女の子がカラオケで歌う曲と言えば、やっぱりみんな知ってるアイドル系が多かったです。ゴリゴリのアーティスト系よりも歌いやすいですし、合いの手やコールで盛り上がるんですよね。私が会員制ラウンジにいた頃は1年くらい前なのでちょっと古いかもしれませんが、乃木坂の「おいでシャンプー」や欅坂の「不協和音」なんかを歌う子が多かった印象です。「僕は嫌だ！」なんてお客さんと女の子全員で叫んだりして（笑）
中には握手会やライブに足を運ぶガチオタの女の子もいて、その子自身も乃木坂に入るんじゃないかってくらい可愛かったですね。ガチオタだから振り付けなんかも完璧で、ライブに来てるのかな？みたいな…私がいたお店は個室にだけカラオケがあったんですが、盛り上げ要員としてよくその子が召喚されてました。
あとお客さんにも結構アイドルオタクの人が多いので、そういう人のハートをカラオケで捕まえると、ラウンジやキャバ嬢をアイドル感覚で応援してくれる人が多いんですよ。いわゆるアイドル営業に持っていきやすくて、「変な営業をしなくてもアイドルのイベントに行く感覚で来店してくれるから楽なんだよね〜」なんて、乃木坂系のラウンジ嬢が言ってたのが印象的に残っています。
あと逆にギャルっぽい女の子や綺麗系の女の子が、めちゃくちゃかわいくアイドルの歌を歌うのもギャップでウケます！私はどちらかと言うとかわいい系より美人系だと思うんですが、AKBのポニーテールとシュシュを振り付きでよく歌ってたんですが、結構盛り上がりましたね。
あとこれはここだけの話なんですが、とある会員制ラウンジで働いていた時、元AK○の子が「フライングゲット」を振り付きで完璧に歌い切ったこともありました（笑）これは流石にお客さんも女の子も大盛り上がりで、チップをもらいまくってましたね…。
あと、ももクロの「行くぜっ！怪盗少女」や「ココ☆ナツ」はアイドルオタクじゃなくても合いの手や振り付けを知っている人が多かったので、この2曲もキャバクラや会員制ラウンジでよく聴きました。
2.王道！安室ちゃんやあゆの歌姫系
キャバクラや会員制ラウンジでアイドル系と同じくらい聴いたのが安室奈美恵さんと浜崎あゆみさん！これは20〜40代くらいのお客さんなら大体ノってくれますし、女の子も知ってる子が多いので一緒に歌ってくれることも多いんですよね。カラオケが苦手な子なら、安室奈美恵さんの「CAN YOU SELEBRATE？」や浜崎あゆみさんの「BLUE BIRD」などのヒット曲を練習しておいて、仲のいい女の子に一緒に歌ってもらうのもおすすめですよ。
あとは90年代に流行ったSPEEDの「WHITE LOVE」やglobeの「DEPARTURES」なんかも、大抵の人が知っている曲なので外しません！
3.エヴァや鬼滅の刃などのアニソン系
会員制ラウンジやキャバクラに来るお客さんって、「休みの人は動画サイトでアニメ見てる」「学生の頃エヴァがめちゃくちゃ好きだった」みたいな人が結構多いんですよね。特にエヴァンゲリオンみたいな国民的アニメは、オタクってほどじゃなくても見てた人が多いので「アスカかレイ、どっちがタイプ？」なんて聞いてみたり、話も広げやすい。
ちなみに私の統計学上、アスカが好きな人はちょっと気が強めのかわいい系女子が好きで、レイが好きな人はクールでちょっと陰のある色っぽい美人が好きな気がします…（笑）
あと、現役キャバ嬢兼コスプレイヤーの友達に「最近お店のカラオケで何歌うの？」と尋ねたら、「最近LiSAの紅蓮華めちゃくちゃ歌う」とことでした。最近は鬼滅の刃ブームなので、オープニングのこの曲を歌うことで話のきっかけにもなるんだそう。その子はとっても美人なキャバ嬢なんですが、鬼滅の刃の男の子のコスプレをしたりする子なので「すごい！別人じゃん！」なんて興味を持って指名してくれる人も多いんだとか。こんな風にアニソン系は、話のきっかけになりやすくておすすめです。
4.松田聖子や中森明菜などの懐メロ系
これは年齢層が高めのお客さんにウケるカラオケのレパートリーです。私はお母さんが松田聖子さんの大ファンだったので、50〜60代のお客さんの時によく歌ってましたね。デビュー曲の「夏の扉」や、ヒット曲の「赤いスイートピー」なんかは結構反応が良かったです。
タンバリンやマラカスで盛り上げてくれるから、私は結構年齢層高めのお客さんとのカラオケが好きでした♡特に中森明菜さんの「DESIRE」は私の十八番で、恥を捨ててなりきって歌うとその心意気を気に入ってくれるお客さんが多かったです。（笑）
ただし、なによりも大切なのは「なるべく知名度が高めの曲を選ぶこと」。どんなに有名なアーティストの曲でも、マイナーな曲だと知っている人が少なくていまいち盛り上がりません。（もちろん大ファンのお客さんがいて盛り上がることもありますが）キャバクラや会員制ラウンジのお客さんとのカラオケは、なるべく知っている人が多そうな曲を選ぶことがポイントです！
編集後記
いかがでしたか？
音楽は時代を超えるとはよく言われますが、まさにそれが試されるのが【カラオケ対応】です。ですが一度お客様のツボさえ押さえてしまえば、その後の対応が楽になるの事実です。仮にその歌手の事を知らなくても「この歌は好き」や「親や友達が好きで、聞かされてるうちに覚えた」など逃げ道も一つの手段としてありますので、話の話題にもなります。今回上げたのは、ごく一部ではありますが参考にしていただければ寄稿者「みよん」さんも喜ばれると思います！
